2019.6.20
前回はすきバサミについて説明しました✂︎今回はふつうのハサミについていきます。
通常のハサミでも色々な種類があります。
①大きさ
一般的に大きいハサミは、切れる幅が広く仕事のスピードが早くなります。床屋さんの刈り上げシザーなども長いものが多いですね✂︎ただ大きいので、細かい技術などはやりずらいです、、、
小さいハサミは指の延長のような感覚で、細かい技術がしやすいです。一度に切れる幅も小さいので時間がかかりやすいです。
②形状やデザイン
実は普通のハサミといっても色々な種類があります^ ^笹刃、直刃、柳刃、鎌刃など、、、、
簡単に言うと、スパッと切れるタイプ、にげながらパツンとなりにくいタイプがあります。
技法や求める質感などで変わります^ ^
③メーカーや値段
美容師さんのハサミの値段気になりませんか笑?
これも様々で最近だと9800円みたいなやつから数万円〜数十万円まで様々です。既製品、オーダー、ブランド、鋼材などで値段がかわります。
FROGSTARではミニシザーといわれる小さいサイズを使用します。
中途採用のスタッフも全員が使用しています^ ^
パワハラで購入してもらっているわけではありません笑
キレ味、音、操作感が他メーカーにはない特徴があります。
一度試しに使うと欲しくなってみんな注文します笑笑
お客様にもカットされている音が心地いいとよく言われます✂︎
ちなみにきれないハサミでカットするとダメージの原因になったり、施術中に引っかかって痛かったりします。半年に一度は必ずメンテナンスにだしてパフォーマンスを維持しています。
ここからがすきバサミの記事の続きになります。
すきバサミは使用しないのですが、すかないわけではありません。
基本的にゾーンセニングというハサミのみで、ベースの補正カット、量感、質感をつくっていきます。
大体の美容室ではすくことを前提としてまずベースのカットをしますが、補正カットでは出来る限りすかなくもいいベースにカットします。
その中で補正しきれない、毛量、毛流、クセ、髪質、求める質感にゾーンセニングで補正していきます。
ウイッグで実験していきます。
シンプルなレイヤースタイルでベースをつくりました。最近のウィッグは深刻な毛不足で笑
すそ毛量が少ないので、ベースカットだけだとトップのレイヤー部分が短くなると、厚みがでて頭が大きくみえてしまいます。その部分を補正していきます✂️
必要な部分にいれていきます↓
補正後↑
ぱっとみた感じはわかりにくいですが、シルエットがコンパクトになりましたね。
わかりにくいのがポイントです🌟明らかに形が変わる=無駄なそぎ(すく)が多い(必要)ということです。
カットが上手い(もとめるカタチをつくる)かは、カット後の落ちている毛の量で分かります🔑
ばっさりでもないのに、落ちてる毛が多い場合はすかないと形が作れない場合が多いです。過度にすいて作ったスタイルはパサパサしたり、もちが悪くなります🤔
多毛や髪質の硬い方などで、短いと質感が硬くなるケースなどで、狙って長さ残してすいた質感で柔らかくデザインする場合もあります。
意識して見てみると面白いです笑
とにかくすいててください‼️というお客様もたまにいらっしゃいますが、抜いている訳じゃないので、大量に内側に短い毛ができるので、その場はよくても、時間がたつと短い毛(すいた毛)が伸びたときに逆に広がりやすくなります。
的確にベースの補正でレイヤーいれたり、重さを残したりする事が一番大事です。
それでもやりきれない部分をすいたりして補正するってイメージです🐸
少しオイルをつけてみます!
シルエットの補正と毛先の質感を補正したので、カットとオイルだけで簡単に再現できます☆
実際に補正している動画をあげてみます↓
最初に音についてあげましたが、カッコつけているのではありません笑
ピッチというすいていく穴の大きさや数を音でリズムをとるためにそういう仕様にしています。
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